こんにちは。神戸市中央区、JR「三ノ宮駅」より徒歩30秒にある歯医者「神戸三宮アステオ歯科」です。
白く輝く歯は、清潔感や若々しい印象を与えるため、多くの人が憧れるポイントのひとつです。そんな理想の口元を目指す方法として注目されているのがホワイトニングです。
なかには「歯の汚れを落とすクリーニングとどう違うの？」「どんな方法があるの？」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホワイトニングとはどのような施術か、歯のクリーニングと何が違うのか解説します。ホワイトニングの種類や注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、薬剤を使って歯の内側にある着色成分を分解し、白くしていく施術のことを指します。歯の表面の汚れを落とすクリーニングとは異なり、歯自体の色調を明るくするのが特長です。
加齢や食生活によって黄ばみが気になる方にとって、見た目の印象を大きく変える手段として注目されています。
ホワイトニングと歯のクリーニングの違い
ホワイトニングと歯のクリーニングは、いずれも歯をきれいに見せる目的で行われますが、その仕組みや効果、費用には明確な違いがあります。
目的と効果の違い
歯のクリーニングは、歯の表面に付着した歯垢や歯石、着色汚れを専用の器具で除去し、口腔内を清潔に保つことを目的としています。
着色の原因となる茶渋やタバコのヤニなどもある程度落とせるため、歯が本来の色に戻ることがありますが、歯そのものの色調を変えるわけではありません。
一方でホワイトニングは、過酸化水素などの薬剤を用いて、黄ばみの原因となる色素を分解します。その結果、歯の色そのものを明るくし、白さを引き出すことができます。加齢による変色や遺伝的な黄ばみが気になる方にも効果的です。
費用の違い
ホワイトニングと歯のクリーニングでは費用も異なります。クリーニングは保険適用の範囲内で行われることが多く、口腔内の健康維持を目的とした定期的な処置としても推奨されています。
一方で、ホワイトニングは自費診療となり、施術方法によっても価格に差があります。オフィスホワイトニングは1回あたり2万〜7万円程度、ホームホワイトニングは2万〜5万円程度かかるケースが一般的です。
見た目を重視した審美目的の処置であるため、事前に費用や回数をしっかり確認しておくと安心です。
歯が黄ばむ原因
日常生活のなかで歯が徐々に黄ばんでくることに悩む方は少なくありません。歯の黄ばみにはさまざまな原因があり、加齢や生活習慣、体質などが複雑に関係しています。ここでは、歯が黄ばむ主な原因を解説します。
食べ物や飲み物による着色
歯が黄ばむ原因のひとつが、飲食物に含まれる色素の沈着です。特にコーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートといった色の濃い飲食物には着色物質が含まれており、これが歯の表面に付着して蓄積することで、徐々に黄ばみが目立つようになります。
これは、日常の歯磨きだけでは完全に除去できないことも多いため、定期的に歯のクリーニングを受けることが推奨されます。特に着色しやすい飲み物を習慣的に飲んでいる方や、食後の歯磨きが不十分な方は注意が必要です。
加齢
年齢を重ねるにつれて歯の色が黄ばんでくるのは自然な現象でもあります。
歯の表面はエナメル質という透明な層で覆われており、その内側には象牙質という黄色みを帯びた層が存在しています。加齢によりエナメル質が薄くなると、内側の象牙質の色が透けて、結果として歯が黄色く見えるようになるのです。
この黄ばみは歯のクリーニングでは解消されにくいため、ホワイトニングなどの処置を検討する必要があります。
喫煙
たばこを吸う方も歯が黄ばみやすいです。タバコの煙に含まれるタールは非常に粘着性が高く、歯の表面にこびりつきやすい性質を持っています。これらの成分が沈着することで歯は黄ばみ、長年の喫煙によって茶色や黒っぽくなる場合もあります。
喫煙による黄ばみは一度付着すると非常に落としづらく、市販の歯磨き粉では除去できないことがほとんどです。ホワイトニングをしても効果が出にくい場合があるため、禁煙も含めた対策が必要です。
歯の構造や体質
歯の色には個人差があり、生まれつき象牙質の色が濃い人は、エナメル質が透明であっても歯が黄色く見える傾向があります。また、歯の表面が滑らかでない人は、色素が沈着しやすく、黄ばみが目立ちやすくなります。
また、子どものころに特定の抗生物質（テトラサイクリン系）を長期的に服用していた場合、歯が内側からグレーがかった黄ばみを帯びることがあります。こうした黄ばみは外側からのケアだけでは改善が難しく、審美歯科での専門的な治療が検討されます。
不適切な歯磨きやケア不足
歯の黄ばみには、毎日のケアが大きく影響します。適切にブラッシングができていないと、食べ物の色素や歯垢が徐々に蓄積し、歯の表面が黄ばんでくることがあるのです。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングにはいくつかの方法があり、それぞれ施術場所や使用する薬剤、即効性や持続性などに違いがあります。自分に合った方法を選ぶためには、各ホワイトニングの特徴を理解しておくことが大切です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士が行うホワイトニングです。
高濃度の薬剤と専用の照射機器を使用し、短時間で効果が実感できるのが特長です。1回の施術でもある程度の白さが得られるため、結婚式や面接など、特別な予定がある方に選ばれる傾向があります。
ただし、効果の持続期間は数か月から1年ほどとされており、白さを保つためには定期的に施術を受けることが推奨されます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニング方法です。
歯科医院で作製した専用のマウスピースに低濃度の薬剤を入れ、毎日一定時間装着して歯を徐々に白くしていきます。効果が現れるまでに数週間ほどかかりますが、薬剤が歯の内部にゆっくり浸透するため、白さが長持ちしやすいのがメリットです。
忙しい方や、時間をかけて自然な白さを目指したい方に選ばれています。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で、両者の利点を兼ね備えた施術です。短期間で白さを実感しつつ、その白さを長くキープしたい方に選ばれています。コストはやや高めになりますが、満足度の高い仕上がりが期待できます。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングで安全かつ満足のいく結果を得るためには、以下の点に注意しましょう。
一時的に知覚過敏が起こることがある
ホワイトニングでは、薬剤によってエナメル質の内側にある色素を分解するため、一時的に歯の神経が刺激を受けやすくなります。その結果、冷たい飲み物を口にしたときなどに知覚過敏の症状が現れることがあります。
症状は数日以内に落ち着くことが多いですが、不快感が強い場合には使用する薬剤の濃度や頻度を見直す必要があります。特に、もともと歯がしみやすい方は、事前に歯科医師に相談しておくと安心です。
白さの感じ方や効果には個人差がある
ホワイトニングは万能ではなく、すべての方が同じように白くなるわけではありません。遺伝によって象牙質の色が濃い方や、抗生物質による内因性の変色がある方は、期待するほどの効果が出にくい場合があります。
また、使用する薬剤やホワイトニング方法が同じであっても、歯質や生活習慣の違いによって白さの感じ方には個人差が出ることもあるでしょう。そのため、事前に現実的な仕上がりをイメージしておくことが大切です。
詰め物や被せ物は白くならない
ホワイトニングの薬剤が作用するのは天然の歯のみであり、詰め物や被せ物は白くなりません。そのため、ホワイトニングで歯を白くすると、以前に治療した部分との色の差が目立つようになることがあります。
ホワイトニング後の歯の色に合わせたい場合には、詰め物・被せ物の再作製が必要になります。そのため、施術前に歯科医師と仕上がりのバランスについて相談しておくとよいでしょう。
色戻りを防ぐためのケアが必要
ホワイトニングによって白くなった歯も、日々の生活習慣によって徐々に色が戻ることがあります。特にコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの色素の強い飲食物を頻繁に摂ると、着色汚れの再付着が早まる原因になります。
施術後しばらくは着色しやすい食べ物や飲み物を控えることが推奨されており、白さを長く維持するには、日常的なケアや定期的なメンテナンスも欠かせません。
虫歯や歯周病がある場合は施術できないことがある
ホワイトニングは健康な歯に対して行う処置であり、虫歯や歯周病などの治療が必要な状態では施術が受けられないことがあります。薬剤が歯の神経や歯ぐきに直接刺激を与え、炎症や痛みを引き起こす可能性があるためです。
ホワイトニングを希望する場合は、まずお口の中の状態を歯科医師にしっかり診てもらい、必要に応じて先に治療を済ませておくことが重要です。
まとめ
ホワイトニングとは、歯本来の色を明るくし、清潔感や自信のある笑顔を引き出すための美容的な処置です。歯の表面の汚れを除去するクリーニングとは異なり、歯そのものの色にアプローチします。それぞれの目的や効果を正しく理解したうえで選ぶことが大切です。
また、ホワイトニングには複数の種類があり、それぞれの特徴や注意点を把握しておくことで、より満足のいく結果につながります。歯を白くしたいという方は、まずは信頼できる歯科医院で相談してみましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、神戸市中央区、JR「三ノ宮駅」より徒歩30秒にある歯医者「神戸三宮アステオ歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、歯科治療から根管治療（歯根治療）、審美的なセラミック治療まで様々な治療を提供しています。診療案内ページはこちら、ネット診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
